熟語の構成を理解しよう
それぞれの言語には語順があります。
例えば「私はあなたを愛している」を英語で言うと「I love you.」となりますが、ここでは動詞と目的語の順番が違っています。中国語も同様に、目的語よりも動詞が先に来る語順になっています。
日本が中国から「漢字」を輸入したとき、文字だけでなく、熟語としても伝わりました。そして、この熟語の中には、中国語の語順(文法)が残っています。この知識は漢文を勉強するときに役に立つから覚えておきましょう。
さて、そのことを踏まえたうえで、二字熟語の構成を整理してみましょう。
1.似た意味の漢字を並べたもの
(例)温暖…温かいと暖かい
2.反対の意味の漢字を並べたもの
(例)売買…売ると買う
3.上の語が下の語を修飾するもの
(例)親友…親しい友 ※連体修飾
(例)実行…実際に行う ※連用修飾
4.主語と述語の関係
(例)国立…国が立てる
5.下が目的語になるもの
(例)作文…作る←文を
6.上の語が下の語を否定するもの
(例)未熟…未だ熟さず
では、理解できたか確認してみましょう。
Quiz 熟語の構成を理解しようQuiz 打ち消しの漢字と組み合わせよう
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