漢字の成り立ちを学ぼう
漢字が日本に伝わってきたのは、弥生時代だと言われています。
が、もともと中国で漢字が生まれたのは3000年以上前です。
その中国では、漢字の成り立ちを6つに分類しています。これを「六書(りくしょ)」と言います。
一方、中国から伝わってきた漢字をもとに、日本で独自に作られた漢字もあります。
その2つを表で整理してみましょう。
中国で作られて日本に入ってきたもの。
象形(しょうけい) | 物の形をかたどって、その物を表したもの。 (例)山、馬、鳥 |
指事(しじ) | 抽象的な事柄を、記号やその組み合わせで表したもの。 (例)一、中、末、本 |
会意(かいい) | 二つ以上の字を組み合わせて、新しい意味を表したもの。 (例)休、林、森 |
形声(けいい) | 二字を組み合わせて、一方で音、他方で意味を表したもの。音を表す部分を音符、意味を表す部分を意符という。 (例)汗、鉄、遇 |
転注(てんちゅう) | ある漢字の意味が広がって、他の意味にも転用されること。 (例) 楽(音楽)→楽しい |
仮借(かしゃ) | 文字のなかった言葉を、同じ音の漢字を借りて表記したもの。 (例) 我(もとはぎざぎざの刃のついた矛) 豆(もとは足のある器) |
日本で作られたもの。
国字(こくじ) | 日本で作られた漢字。 (例)〆、凧、塀 |
漢字の成り立ちについて確認しましょう。
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